「生体高分子の電子状態計算とダイナミックス計算 その1」

 近年、蛋白質のような生体高分子の電子状態を非経験的に求め、分子動力学法と組 合わせて精密なエネルギーや構造を得たり、反応をシミュレートしようという気運が 盛り上がっている。例えば、密度汎関数法を用いて大きな蛋白質の電子状態を解こう という例や、量子動力学法である。今回はこうした新しい流れを紹介する第1回の講 演会として企画した。なお、計算機環境の発展に伴い、モレキュラーダイナミクスも 大規模化、精密化を目指しているがそれについての紹介もしてもらう予定である。
 北浦先生は、分子間における分子力学ポテンシャルを本多北浦ポテンシャルとして 精密化しているが、その後さらに、フラグメント化法とab initio ペアー近似法によ り蛋白質の精密なエネルギーを得、分子動力学に応用すべく開発を進められている。 高田先生はNEC基礎研究所で非経験的分子軌道計算プログラムAMOSSの自主開発を進め られているが、ベクトル化及び並列化の性能、今後の方向、その応用としてのクロロ フィル2量体の計算結果、インターネット(Web)による計算環境の提供などについて 紹介される予定である。

日時:
1996年05月15日(水) 13時15分〜16時30分
場所:
愛知産業(株)エーエスビル3階講堂 (地図参照)
(JR 山の手線大崎駅下車、徒歩6分)
東京都品川区北品川 5-5-12
世話人:
上林正巳(生命工学工業技術研究所)、古明地勇人(電子技術総合研究所)
演題:
1. 13:15-14:45
「本多北浦ポテンシャルから ab initio ペアー近似法へ − 酵素蛋白質の反応ダイナミクスへの適応 − 」
講師: 北浦和夫 (大阪府立大学総合科学部)
2. 14:45-16:30
「非経験的分子軌道計算システムAMOSSの開発と生体分子への応用」
講師: 高田俊和 (日本電気(株)基礎研究所探索研究部)
*事務局より報告:
会場と時間の関係で総会の形は取れませんが、それに準 じて事務局からの昨年度の事業報告と次年度の事業計画、法人賛助 組合からの会計報告をさせていただきます。

講演会参加資格:
CBI 研究会個人会員・法人会員の方、非営利研究機関の 研究者の方は、どなたでも参加できます。法人会員以外の法人か らの参加希望者は一人3000円の参加費が必要です。事前に必ず事 務局に連絡して御参加ください。
連絡先:
CBI 研究会事務局
〒141 東京都品川区北品川 5-3-20 第2エーエスビル 3F
Tel. 03-5421-3598
Fax. 03-5421-7085
E-mail: cbistaff@cbi.or.jp