***第235回CBI学会研究講演会のお知らせ***

「医薬品開発における物性研究の意味」


医薬品の開発研究では、たいてい標的分子や新規化学骨格など上流の研究開発項目が注目されますが、医薬品の物性改良は非常に重要であり、この問題を解決しない限り、折角の新薬候補化合物もその芽を出せない可能性が高いと思います。過去において、物性改変に失敗して陽の目を見なかった有用な医薬品候補化合物もおそらく少なくないでしょう。CBI学会ではこれまで医薬品開発に関するさまざまな問題を研究講演会で取り上げて来ましたが、物性研究に関する話題は必ずしも多くありませんでした。しかし、最近になり、ADMETの問題を始め、医薬品化合物の物性に関する問題が多くの製薬企業でも重要視されるようになってきました。医薬品の物性改良という問題には、これまで余り計算科学が使用されてこなかった背景には色々な理由がありますが、最新の計算科学の手法を活用すれば、物性設計に関係する諸問題の多くが解決できる可能性は非常に高いと思います。またそのような科学技術を発展させて行くことは、創薬科学をバランスよく進化させていく上でも必要なことと思います。今回の研究講演会では、この分野でご研究をされている複数の研究者をお招きし、ご講演を頂きます。医薬品の物性研究における諸問題を改めて見直し、それを今後どのように解決して行くかについて考えて見たいと思います。

 

日時:2003年8月26日(金)13:00−17:40

場所:日本化学会 化学会館7Fホール
             東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)

世話人:平山令明(東海大学)

プログラム

1.13:00−13:15 
イントロダクション 平山令明(東海大学医学部) 

2.13:15−13:55 
「物性研究を創薬にどのように生かすか」 
池田幸弘(武田薬品工業株式会社) 

3.13:55−14:35 
「医薬品の安定性に影響する分子運動」 
吉岡澄江(国立医薬品食品衛生研究所 薬品部) 

<14:35-14:50休憩>

 4.14:50−15:30 
「製剤開発と物性研究」 
早川栄治(協和発酵工業株式会社) 

5:15:30-16:10 
「医薬品の各種溶媒への溶解性の予測」 
池田博隆(株式会社菱化システム) 

6:16:10-17:00 
「Cosmofrag: Fast Prediction of Physical Properties Based on Quantum Chemical Calculations」 
Martin Hornig(COSMOlogic GmbH & Co KG) 

7.17:00−17:40
 「薬物送達システム(DDS)を利用した創薬」 
岡田弘晃(東京薬科大学薬学部)

講演会参加費: (2003年4月より変更になりました。
    法人賛助会員: 無料 
    個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000 
    ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000 

* CBI学会2003年度個人会員登録受付中です。本年度からは非営利研究機関の方以外の方もご登録いただけます。詳細及びご登録は下記よりお願いします。
http://www.cbi.or.jp/~cbistaff/CBI/KOJIN/kaiin.cgi

* 出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。

連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
            〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
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